一般社会の常識が通用しないのが、この世界の面白さだ。生年月日が数年早くても、入所日が1日でも遅ければ「後輩」として敬語を使うのが絶対的な不文律である。この構造が生み出す独特の距離感が、ファンにとってたまらない魅力となっている。
象徴的なのが、Snow ManとHey! Say! JUMPの関係性だろう。例えば、山田涼介は1993年生まれだが2004年8月入所。一方、Snow Manの最年長である深澤辰哉は1992年生まれで2004年8月入所の完全な同期、渡辺翔太や佐久間大介は年上ながら入所は2005年であるため、山田の後輩にあたる。年下の山田が先輩として堂々と振る舞い、年上のメンバーが自然体でリスペクトを払う構図は、長年のファンにはおなじみの光景だ。
また、なにわ男子の大橋和也は1997年生まれで2009年入所だが、年下の目黒蓮(1997年生まれ・2010年入所)に対しては芸歴の上で1年先輩になる。プライベートでの親交やデビュー時期の前後関係が入り混じることで、単純な年齢差では測れない立体的なリレーションシップが生まれている。