診察室やベッドサイド、在宅療養の現場で羽ばたき振戦を評価するための羽ばたき振戦 検査方法は極めて簡便です。特別な機器を必要とせず、わずか数十秒から1分程度で確認できます。
【基本的な検査手順(上肢)】
- 被験者に両腕を前方にまっすぐ伸ばしてもらう(肩の高さまで水平に上げる)。
- 手指を広げさせ、手首を可能な限り反らせた(背屈させた)状態を維持してもらう。
- 可能であれば目を閉じてもらい、そのまま30秒から1分間キープさせる。
この姿勢を保持させたとき、数秒から数十秒の間に手首が「脱力して下に落ち、すぐに元の位置へ跳ね上がる」動きが不規則に認められれば、羽ばたき振戦陽性と判定されます。症状が軽微な場合は、医師や観察者が患者の手指を軽く手前に押し戻すように抵抗をかけると、誘発されて明瞭に確認できるケースもあります。
上肢以外にも、仰向けに寝た状態で足を上に持ち上げ足首を反らせる検査(足関節の背屈)や、口を大きく開けて舌を前に突き出させたまま維持させる検査(舌の出し入れ運動の乱れ)でも同様のアステリキシスを確認することが可能です。