ユニフォームをめぐる変革の波は、今や国際基準の再定義へと到達している。国際バレーボール連盟(FIVB)および日本バレーボール協会(JVA)が打ち出す最新のユニフォーム規程では、ダイバーシティとジェンダー平等の思想が極めて色濃く反映されている。
かつては細かく指定されていたウエアの形状や丈の長さは大幅に緩和された。ショートパンツスタイルはもちろん、宗教的・文化的な背景や個人のジェンダーアイデンティティに配慮し、タイツやロングパンツの着用、袖付きトップスの選択肢が公認されている。最新のルールメイキングにおいて最優先されるのは、国際連盟の都合でも商業メディアの見栄えでもなく、「選手本人が最も快適かつ安全にパフォーマンスを発揮できるかどうか」という一点に尽きる。
赤外線カメラによる盗撮を防止する特殊遮熱・防透け素材の義務化など、テクノロジーと法規の両面から選手を守る強固なセーフティネットが構築されている。