2026年に入り、チケット流通の現場で急速に懸念が高まっているのが、画像生成AIを用いた偽電子チケットの発行である。かつての「同一QRコードの使い回し」とは異なり、AIを使ってリアルタイムに偽のQRコードやチケットIDを自動生成し、あたかも個別に発行された本物であるかのように提示する。
スマートフォンの画面上に表示されるウォレット画面や購入完了メールまで違和感なく再現されるため、個人間取引で受け取った段階で偽物だと見抜くことは極めて困難だ。技術の進歩が悪用されるスピードが、従来のセキュリティ対策を追い越しつつある。