鼠径部のしこりは何科へ?痛くない放置が招く危機と男女別受診術に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
医療現場の臨床データをもとに、鼠径部に発生する代表的な疾患の鑑別ポイントを下表に整理しました。自己診断で終わらせず、専門医へ症状を伝える際の判断材料として活用してください。
疾患名特徴・好発層痛みの有無・性質推奨される受診科鼠径ヘルニア(脱腸)立位や腹圧で膨らみ臥位で消失。40代以降の男性に多発(生涯発症率約27%)初期は無痛〜違和感。嵌頓時は耐え難い激痛一般外科/消化器外科(ヘルニア外来)ヌック管水腫女性特有の先天的な腹膜遺残に液体が貯留。20〜40代女性に好発多くは無痛。月経周期に連動して緊満感や鈍痛婦人科/小児外科/一般外科鼠径リンパ節炎下肢の創傷や性感染症(梅毒、クラミジア等)に伴うリンパの腫脹押すと明確に痛む(圧痛あり)。発熱を伴う場合も内科/感染症内科/泌尿器科・婦人科粉瘤(アテローム)皮下に角質や皮脂が蓄積した袋状良性腫瘍。中央に開口部(黒点)通常は無痛。細菌感染を起こすと激しい拍動痛皮膚科/形成外科悪性リンパ腫・転移癌リンパ節由来の血液がん、または骨盤内悪性腫瘍の転移。年齢不問基本的に痛まない。硬く動かず徐々に増大する血液内科/総合診療科/一般外科