「若戸大橋が夜間に封鎖されて大がかりな撮影をやっている」「赤い橋の上にスモークが焚かれ、パトカーが何台も停まっていた」――こうした目撃情報がX(旧Twitter)や地元コミュニティで拡散される際、その正体の多くはキー局のプライムタイム連続ドラマやNetflix・大手配給会社による劇場公開映画です。
一般的に、道路を完全封鎖して行うような大規模ロケは、撮影の数ヶ月前から警察協議や住民説明が行われます。しかし、作品名や出演する芸能人の詳細については、制作会社と北九州フィルム・コミッションの間で厳格な秘密保持契約(NDA)が結ばれているため、放送日や映画公開日の数ヶ月前まで公表されないのが業界の通例です。
北九州市道路維持課や警察署から出される「若戸大橋 通行規制・夜間通行止めのお知らせ」の目的に「映画・映像撮影のため」と記載されていた場合、それは日本映画・ドラマ界でもトップクラスの予算と規模を誇る超大作が動いている決定的な証拠といえます。