一方で、ごく一部ではあるが、あえて18歳での式典開催を維持、あるいは新規導入する自治体も存在する。その多くは、若者の流出に悩む過疎地域だ。高校を卒業して地元を離れる前に、全員が集まれる最後の機会として18歳の春や夏に「門出の会」を開くというアプローチだ。
「東京や大阪に出ていってしまうと、もう二度と地元に戻ってこないかもしれない。だからこそ、高校在学中の18歳のタイミングで、地域の大人たちと繋ぎ止めたい」という、地方ならではの切実な地方創生戦略がそこにはある。年齢の数字そのものよりも、コミュニティの維持が最優先されているのだ。