日本語版の翻訳を手掛けたのは、日本を代表する詩人・谷川俊太郎だ。詩人ならではの洗練された言葉選びと、原本の持つ情緒を損なうことなく日本語の美しさへと昇華させた訳文は、多くの読者を深く魅了してやまない。
直訳に頼らず、親が我が子を愛おしむ瞬間の「息づかい」までをも拾い上げた谷川俊太郎の言葉は、読者の心にじわりと沁み通る。原文の「Someday」という未来への眼差しを、日本の読者の琴線に触れる繊細な表現へと翻案した手腕はまさに圧巻の一言。ページをめくるたび、詩人の言葉が優しく寄り添い、読み手の涙腺を解き放つ。