日本のモノづくりを牽引するトヨタ自動車株式会社や、独自のデザイン哲学を掲げるマツダ株式会社も、過去のアイコンを単なるノスタルジーで終わらせる気はないようだ。両社が近年のモーターショーやコンセプトカーで提示したフラッグシップモデルには、往年の名車に対するオマージュがそこかしこに散りばめられている。
例えば、マツダが披露したコンセプトカー「ICONIC SP」のフロントマスクは、明らかにRX-7の低いシルエットを意識したものだ。物理的にライトが露出する従来の突起型ではなく、スリット型のカバーが滑らかに沈み込むような新世代のライティングデザインが採用されている。
トヨタもまた、GRブランドを通じて走る喜びと先進デザインの融合を追求している。歩行者衝突時の衝撃を和らげるアクティブボンネット機構や、センサーと可視光を巧みに融合させたライティングシステムなど、安全規定をクリアしながら「低いノーズ」を実現する特許技術を次々と開発中だ。