排水口の汚れを「まだ流れるから」と放置しておくリスクは、単なる見た目の不快感だけにとどまらない。湿気と栄養分が凝縮された排水トラップは、雑菌やバイオフィルムの温床となり、やがてチョウバエなどの害虫を発生させる発生源となってしまう。
さらに深刻なのは、配管内部で固化した汚れが水の通り道を狭め、最悪の場合は破裂や階下漏水事故に発展するケースだ。清掃の専門機関であるNPO法人日本ハウスクリーニング協会の指導員も、排水口の定期的な洗浄を行わないことで生じる二次被害の危険性について警告を鳴らしている。
近年のハウスクリーニング業界におけるトレンド調査でも、プロへ依頼される浴室トラブルの約半数が「排水口の詰まりや悪臭」に起因しているという。日頃のわずかなメンテナンスを怠ることで、将来的に高額な専門業者への修理依頼費用が発生するリスクを念頭に置いておくべきだ。