恋愛心理学の視点から見ると、テルコが陥っている状態は単なる「愛情」ではなく、「自己消失型の依存」と分類される。相手の反応一つで自分の価値が決まってしまう状態では、自己肯定感は相手の胸三寸に委ねられることになる。
「彼が笑ってくれれば、それでいい」「彼の生活の一部になれるなら、私の人生なんてどうでもいい」という思考は、一見すると究極の献身に見える。しかしその裏には、「自分自身と向き合う恐怖からの逃避」が隠されていることが多い。自分を捨てて相手に没頭する方が、自分の人生の責任を負うよりも楽であるという心理的トリックが、ここには働いているのだ。