「母になるなら流山市」のキャッチコピーで知られる流山市の人口増加策。その舵取りを担ってきた井崎義治市長のビジョンは、教育インフラの拡充と密接に結びついている。単に住宅を増やすだけでなく、子どもたちが質の高い教育を受けられる環境を迅速に整えること。これこそが市民の信頼を得てきた理由だ。
流山市教育委員会は、急速な生徒増に伴う過密化を早期に予見し、先手の手を打ってきた。大学キャンパス跡地の取得という柔軟な発想は、用地確保が難航する都市部における公立学校整備の新機軸。ハード面でのインフラ整備にとどまらず、教員の増員やサポート体制の強化など、ソフト面での目配りも怠らない。