万が一、期待していたライドが終日運休だったとしても、絶望する必要はない。今日のパーク体験は、乗車体験だけにとどまらない多層的なエンタメへと進化している。パークの待ち時間や移動時間を、作品の世界観を深めるインプットの時間へと転換するゲストが増えている。
移動中やカフェでの小休止に「Disney+」を開き、これから訪れるエリアの原作アニメーションやバックグラウンドストーリーをおさらいする。映画で描かれた細かな小道具や背景設定を頭に入れてからテーマランドを歩くと、道端の看板一つ、流れるBGMのフレーズ一つに隠された物語の伏線に気づくことができる。物語の文脈を知ることで、ただの風景が特別な舞台へと姿を変える。
最新のデジタルツールを使いこなし、待ち時間すらも上質なカルチャー体験に変えてしまう視点の切り替えが、これからのパーク散策には求められている。