「この不眠は一生続くのではないか」という強い不安を抱く方は少なくありません。しかし、追跡調査データや臨床現場の報告によると、コロナ後遺症の睡眠障害がいつ治るかという問いに対しては、一定の回復カーブが示されています。
一般的な経過観察において、軽症例では感染後2〜3ヶ月程度で自然に睡眠リズムが整い始めます。一方で、中等度から重度の自律神経障害を伴う場合でも、適切な生活調整や薬物療法を行うことで、おおむね半年から1年以内に大幅な改善を見せるケースが多数を占めます。
回復過程は直線的ではなく、「数日調子が良くなった後に再び眠れなくなる」という波を繰り返しながら徐々にベースラインが上がっていくのが特徴です。一時的な悪化に一喜一憂せず、長期的な視点で身体を休ませることが肝要です。