「虫を生きたまま保管するのがどうしても無理」という飼育者が増えたことを受け、爬虫類用の人工飼料を活用した飼育法が確立されつつあります。カナヘビ専用フードは少ないものの、ヒョウモントカゲモドキ用の「レオパゲル」や「レオパブレンドフード」は優れた代用フードとして機能します。
しかし、動かない人工飼料をそのまま置いてもカナヘビは見向きもしません。スムーズに人工飼料へ移行させるためには、段階的なトレーニングが必要です。
1. 生餌でピンセットの存在を覚えさせる
まずは生きたコオロギやミルワームをピンセットで挟んで与え、「ピンセット=獲物がもらえる道具」と条件反射で刷り込みます。
2. 動きを模倣したローリング給餌
水でふやかしたレオパフードをピンセットで挟み、カナヘビの視界前方5cm程度で細かく小刻みに震わせます。獲物が逃げるような横の動きを演出するのがコツです。
3. 匂いづけ(センティング)の活用
どうしても反応しない個体には、人工飼料の先端にコオロギの体液やミルワームの粉末を少量付着させ、嗅覚を刺激してアタックを促します。