湯川さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、世界のメガスターたちとの国境を越えた深い友情です。
1966年のザ・ビートルズ来日の際、湯川さんは東京ヒルトンホテルの客室に招かれ、メンバー4人への直接取材を成功させました。騒然とする警備の合間を縫って交わされたジョン・レノンやポール・マッカートニーとの対話は、当時の日本の音楽ジャーナリズムにおいて歴史的なスクープとなりました。
また、生涯敬愛し続けたエルヴィス・プレスリーとは、ラスベガス公演のバックステージで対面。エルヴィスが亡くなった際には、彼の魂を称える追悼コメントが全国のファンを励ましました。
さらに、マイケル・ジャクソンとの関係は格別でした。1987年の『バッド・ワールド・ツアー』日本公演をはじめ、来日のたびに親身にサポートを行い、マイケルが心を許す数少ない日本人としてプライベートな電話相談を受ける間柄でした。カリフォルニアのネバーランドに招待された経験を持つ湯川さんは、孤高の天才が抱える純粋さと苦悩を誰よりも理解し、現在もその真実の姿を語り継いでいます。