ジャンルの寿命を延ばし、決定的な転換点をもたらしたのは、2004年に彗星のごとく現れたチャン・ユンジョンだった。彼女の放った大ヒット曲『オモナ(あらまあ)』は、キャッチーな振り付けと愛らしいボーカルで、カラオケの定番ソングとして全世代に浸透した。
それまで「中高年専用」と決めつけられていたステージに、20代の若い才能が堂々と躍り出た衝撃は凄まじかった。これ以降、ダンサブルな要素やエレクトロニックサウンドを大胆に取り入れた「セミトロット」が定着。若手歌手が臆することなく挑戦できる土壌が整い、次世代の才能が次々と花開く導火線となった。