ケース選びにおいて見落とせないのが、収納する替え芯そのものの特性だ。国内三大メーカーは、それぞれ独自のナノテクノロジーと配合比率で芯の強度と書き味を磨き上げている。
三菱鉛筆株式会社が誇る「ユニ ナノダイヤ(uni NanoDia)」や最新の「uni」ブランド芯は、黒鉛粒子間にナノダイヤを配合することで、滑らかさを保ちながら極めて高い耐折れ性を実現している。この精密な芯を衝撃から守るには、内部クリアランスがタイトに設計された密閉型ケースが相応しい。
対して、ぺんてる株式会社の「アインシュタイン(Pentel Ain STEIN)」は、芯の内部に強化シリカによる強固なフレームを形成した構造が特徴だ。折れにくさに加え、紙面への定着性が高く汚れにくい。同社の芯はケースの開閉スライド機構にも定評があるが、カスタムケースへ移し替えるユーザーの間では、キャップの気密性が高いアルミシリンダーが好まれる。
さらに、株式会社パイロットコーポレーションの「ネオックス・グラファイト(neox GRAPHITE)」は、高純度黒鉛を使用することで極上の潤滑感と濃密な筆記線を生み出す。摩擦抵抗が極めて少ないデリケートな芯だからこそ、ケース内部で暴れて粉が出ないよう、内壁にフェルト等の緩衝材を備えた特装ケースとの相性が際立つ。