今の若手社員は、決して悪意を持って反抗しているわけではない。彼らの行動原理の根底にあるのは、徹底した効率主義だ。無駄な会議、形骸化した報告書、前時代的な根回し。これらを「無駄」と判断した瞬間、彼らは独自のフィルターで上司の指示をスクリーニングする。
「とりあえずやっておいて」という曖昧な指示は、最も嫌われる。なぜその作業が必要なのか、自分のキャリアにどう繋がるのかが納得できなければ、彼らの優先順位は極端に下がる。結果として、上司の目には「指示を無視している」と映ることになるのだ。これは怠惰ではなく、彼らなりの合理的な判断の結果にほかならない。