インターネット上の動画や解説記事には、初心者が鵜呑みにすると上達を阻害する誤った俗説が散見されます。代表的な誤解とその真実を整理しておきましょう。
- 誤解1「高音を出すには息の量を倍にする必要がある」
真実:息の量を増やすのではなく、唇の穴をさらにキュッと小さく絞り、息の「流速(スピード)」を速くすることで高音(甲音・大呂)は自然に鳴ります。息の量を増やすとピッチが上ずり、酸欠の原因になります。 - 誤解2「高価な高級竹笛を使えばすぐに良い音が出る」
真実:天然の竹笛は内径の個体差や湿度による鳴りの変化が大きく、アンブシュアが未完成の段階では樹脂製笛よりも発音がシビアです。まずは寸法が均一なプラスチック管で正しい唇のフォームを固めることが合理的です。 - 誤解3「毎日1時間以上吹き続けないと上達しない」
真実:口の周りの口輪筋が疲労した状態で長時間練習すると、崩れたフォームの癖が筋肉に記憶されてしまいます。1回15分程度の集中練習を毎日継続する方が、正しいマッスルメモリーを形成する上で圧倒的に効果的です。