加害者が背負う負担は、刑事手続きだけにとどまらない。交通事故訴訟による民事上の巨額賠償請求と、運転免許の取り消し・停止といった行政処分が同時に重くのしかかる。事故の規模によっては、数千万円から億単位の損害賠償が命じられる事例も決して珍しくない。
刑事事件として処罰を受けると、勤め先からの懲戒解雇や業界からの排除など、社会的信用が一夜にして失われる。法律トラブルの相談窓口である弁護士ドットコムなどのポータルサイトにも、「事故を起こした後の会社対応や賠償金支払いに苦しんでいる」という切実な相談が相次いでいる。民事と刑事の両面を見据えた早期の法的ディフェンスが防波堤となる。