近年シェアを拡大したセルフ式スタンドでは、ドライバー自身が空気入れ機器を操作して充填を行います。セルフスタンド空気圧の入れ方は、設置されている機器のタイプさえ把握してしまえば、誰でも2〜3分で完了する極めてシンプルな作業です。
1. エアキャリー(持ち運び型空気入れ)の使い方
出光や昭和シェル、コスモ石油などで広く普及しているのが、丸いタンクに取っ手とホースが付いた「エアキャリー持ち運び型空気入れ」です。
- 本体の充填状態を確認:ベース置き場からタンクを持ち上げ、本体の圧力計が十分に上がっている(エアーが充填されている)ことを確認します。
- バルブキャップを取り外す:4本のタイヤのバルブキャップを反時計回りに回して外します。外したキャップは紛失しやすいため、ポケットや給油口の縁などにまとめて置くのがポイントです。
- チャックをノズルに押し当てる:ホース先端の給気ノズルをタイヤのバルブに真っ直ぐ押し込みます。このとき「プシュー」と空気が漏れる音がした場合は角度が斜めになっています。真っ直ぐ強く押し当てると密着して音が止まります。
- 空気圧を測定・調整する:ノズルを押し当てた状態でメーターの針を読みます。指定値より低ければ「+(増圧)」レバーを握って空気を送り込み、高すぎれば「−(減圧)」ボタンを押して空気を抜きます。
- バルブキャップを閉める:指先で回らなくなるまでしっかりとキャップを締め直します。
2. 据え置き型デジタル空気圧計の使い方
エネオスなどの比較的新しい店舗で導入が進んでいるのが、壁面やアイランド横に設置された「据え置き型デジタル空気圧計」です。長めのホースを各タイヤまで引っ張って使用します。
- 目標数値をデジタルパネルでセット:機器の操作ボタン(「+」「−」ボタンやりゅうずダイヤル)を操作し、愛車の指定空気圧(例:230kPa)に数値をあらかじめセットします。
- ホースをタイヤのバルブに接続:キャップを外したバルブに、ホース先端のチャックをカチッと音がするまで真っ直ぐ押し当てます。
- 自動給気と完了音を待つ:接続すると機械が現在の数値を自動検知し、不足分を自動充填(過充填の場合は自動減圧)します。作業が完了すると「ピピピッ」「カンカンカン」という電子ブザーや鐘の音で知らせてくれます。
- ホースを外して終了:ノズルを外し、バルブキャップを確実に締め直せば完了です。手動で微調整する必要が一切ないため、機械操作が苦手なドライバーにも最適です。