朝一番の清らかな空気。富士山を背景に立ち上る朝もやを狙うなら、開園直後の午前9時前後に到着するのが鉄則だ。主要ルートの混雑を避けるなら、南側の外周遊歩道から回る穴場ルートがおすすめ。観光バスが押し寄せる正午前後のピーク時でも、人の波に邪魔されず穏やかな静寂を心ゆくまで堪能できる。
春はしだれ桜のピンクが茅葺きに映え、夏は深い緑と青空のコントラストが目に眩しい。秋には山全体が燃えるような紅葉に包まれ、冬は静謐な雪景色が広がる。四季折々の絶景に没入しながら、集落内で受け入れられている和紙漉きや伝統工芸の限定体験、地場食材をふんだんに使った名物蕎麦に舌鼓を打つ時間は、旅の記憶をより一層深いものにしてくれるはずだ。