ネット検索において「稲村亜美 ハプニング」という複合ワードが根強く残り続けている背景には、2つの異なる事象が混ざり合って記憶されているという盲点があります。
第1の要因は、前述した「神スイング時の衣装の躍動感」です。そして第2の要因が、2018年3月に神宮球場で行われたリトルシニアの開幕式始球式で発生した混乱です。登板直後、スタンドからグラウンド内にいた中学生選手数百人が彼女を取り囲むように殺到し、現場が一時騒然となりました。
この出来事は当時、テレビのニュース番組や大手新聞でも「始球式でのハプニング」「運営側の警備体制の甘さ」として大々的に報道されました。この「現場警備のハプニング」というニュースの見出しと、「衣装の露出」というゴシップ的関心がネット上で結合し、「稲村亜美が始球式で衣装ハプニングに巻き込まれたのではないか」という誤ったイメージが独り歩きしてしまったのが実態です。