世界最大のボードゲームデータベース「BoardGameGeek」には、世界中から数十万点に及ぶゲームの情報と熱狂的なレビューが集約されている。かつては欧米が中心だったこの潮流に、いま日本のクリエイターたちによる作品が次々と食い込み、国際的な高評価を得るようになった。
巨大なスクリーンや高精細なグラフィックが溢れる現代のエンターテインメント産業において、紙と木とサイコロで構成されたゲームがこれほどの存在感を放つのは興味深い。手触りのあるコンポーネントを動かし、対面で相手の表情を読み、言葉を交わす。デジタルが高度化すればするほど、生身のコミュニケーションがもたらす偶発的な面白さの価値が再評価されているのだ。