この組織の DNA を語る上で、創業者である高橋がなりの存在を外すことはできない。テレビ業界で演出家として腕を磨いた彼は、1995年にソフト・オン・デマンド株式会社を設立。当時の成人向けエンターテインメント業界に、テレビ仕込みのバラエティ演出と徹底したマーケティングを持ち込み、瞬く間に業界の勢力図を塗り替えた。
彼が持ち込んだのは、それまでのアングラ感を払拭するようなオープンな企業姿勢だった。社員の顔が見えるユニークな社風作り、透明性の高い経営モデル、そして何より「観客を驚かせたい」という純粋なエンタメ精神。ソフト・オン・デマンド株式会社が打ち出した数々の奇策は、やがて業界全体のクリエイティブ水準を底上げする起爆剤となった。