二郎系店舗に足を踏み入れる際、多くの初心者が最も強い不安を抱くのが「コールの瞬間」です。「呪文のような専門用語を間違えたら怒られるのではないか」「聞き返されたらどうしよう」といったプレッシャーを感じる方も少なくありません。しかし、ラーメンタロー大森の陣においては、そのような過剰な心配は無用です。
カウンター席の目の前には、トッピングの種類と頼み方が明瞭に記されたポップが掲示されています。店員さんの物腰も非常に柔らかく、二郎直系店のような張り詰めた空気感はありません。コールを求められるタイミングは「ラーメンが茹で上がり、丼が提供される直前」です。店員さんから「トッピングどうしますか?」あるいは「ニンニク入れますか?」と声をかけられたら、落ち着いて希望を伝えましょう。
大森の陣で選択できる無料トッピングは以下の5種類です。
- ヤサイ:もやしとキャベツの温野菜。増量したい場合は「ヤサイマシ」「ヤサイマシマシ」と指定。
- ニンニク:刻み生ニンニク。デフォルトでは入っていないため、入れたい場合は「ニンニク」とコール。
- アブラ:味付けされた背脂の塊。スープにパンチと甘みを加えたい時に最適。
- カラメ:カエシ(醤油ダレ)の追加。濃いめの味付けを好む方向け。
- 削り節(けずりぶし):タローを象徴する最大の特徴。極薄に削られた鰹節が山盛りに盛られる。
特筆すべきは、無料トッピングの中に「削り節」が存在する点です。これは直系二郎には存在しないタロー系列ならではのアイデンティティであり、大森の陣を語る上で絶対に外せない要素となっています。
初めて訪れる方への編集部推奨コールは「ニンニク、削り節」です。野菜を増やすと麺にたどり着く前に満腹になってしまうリスクがありますが、削り節であればボリュームを過剰に圧迫することなく、スープの表情を劇的に豊かにしてくれます。こってりとした濃厚豚骨醤油スープに熱々の削り節が溶け出すと、和風の香ばしさと魚介出汁の奥行きが一気に広がり、油っぽさを適度に中和してくれるのです。