釧路の気候を語るうえで避けて通れないのが、地元で「じり」と呼ばれる霧雨状の濃霧だ。初夏から8月にかけて、親潮(千島海流)の冷たい海面の上に暖かく湿った空気が流れ込むことで、巨大な霧が発生する。街全体が真っ白なベールに包まれる光景は情緒的だが、移動手段には影響が及ぶ。
特に釧路空港(たんちょう釧路空港)を発着するフライトは、視界不良による条件付き運航や着陸やり直しが発生しやすい。2026年現在は滑走路の計器着陸装置(ILS)やAIを活用した視界予測システムの精度が格段に向上しているものの、早朝や夕方の移動予定には余裕を持たせることが現地取材で見えた鉄則だ。