浴室の奥に鎮座するサウナ室の扉を開けると、重厚な熱気が肌を刺す。じっくりと熱が体を通し、じんわりと汗が噴き出す。極限まで温まった体を冷やす水風呂は、地下から汲み上げられた柔らかい水質が特徴で、肌に引っかかりなくすんなりと馴染む。
そしてハイライトは、贅沢に用意された外気浴スペースだ。ほのかに草の香りが漂う畳の上に横たわると、都心の喧騒が遠のき、心地よい風が皮膚をなでていく。視界がゆっくりとクリアになり、深い深い弛緩状態へと導かれる。この圧倒的な没入感こそが、遠方からファンが足繁く通う最大の理由だ。