「枝をカットして挿したのに、まったく根が出ずに枯れてしまった」――そんな失敗の9割は、枝の選び方に原因がある。プロの生産者は、新芽の勢いと茎の硬さを絶妙に見極めている。
狙うべきは、今年伸びたばかりの「新梢(しんしょう)」と呼ばれる青々とした枝の先端から8〜10cmほど。茎の先端はやわらかすぎず、かといって根元のように茶色く木質化(木のように硬くなること)していない、適度な弾力のある部分が最適だ。茶色くなった古い枝は発根までに膨大な時間がかかり、逆に柔らかすぎる若芽は水分が抜けてしなしなになりやすい。絶妙な中間ゾーンの枝を狙い撃ちしよう。