受傷直後は白っぽかった皮膚が、時間が経つにつれて暗褐色や濃い紫色へと変色していく様子は、患者を最も不安にさせる要素です。足の小指内出血紫色の危険度は、その「色合い」と「広がり」によって段階付けられます。
軽度の毛細血管破綻による打撲であれば、内出血はぶつけた接触面に限定され、薄い赤紫色にとどまります。しかし、小指の皮下組織がパンパンに膨らみ、まるで熟したブドウのような濃い紫から黒色に近い皮下出血斑が現れ、それが小指だけでなく第4趾(薬指)の根元や足裏のアーチ側まで浸出している場合、危険度は最大レベルです。これは骨膜の断裂、あるいは海綿骨内部からの多量の骨髄血が漏れ出している証拠に他なりません。
さらに、足の小指骨折腫れのピークは、受傷直後ではなく受傷後24時間から48時間後に訪れます。炎症性サイトカインの放出と血腫の増大により、2日目の朝に「前日履けていたスリッパや靴が全く入らない」という状態に陥るケースが典型的です。もし受傷翌日に腫れが明らかに増大し、爪の周囲が白く貧血状態になるほどの内圧上昇が見られる場合は、皮膚壊死や循環障害を防ぐためにも一刻も早い医療介入が求められます。