しかし、この急激なアップダウンが無傷で済むはずがない。昨日まで無名だった若者が、ある日突然、数百万人に認知され、そして数週間後には誰からも顧みられなくなる。このジェットコースターのような精神的負荷は、計り知れない。SNSのコメント欄に溢れる賞賛は、一瞬にして冷酷な無関心、あるいは誹謗中傷へと変貌する。
業界内では、こうした急激なブレイクを経験した芸人に対するメンタルケアの不足が指摘され始めている。事務所のサポート体制も追いついておらず、孤立無援のままネットの荒波に放り出されるケースは後を絶たない。光が強ければ強いほど、その影もまた深く、暗い。