今年に入って都心を襲った突発的なゲリラ豪雨や、冬の積雪トラブルの際にも、この新システムは試練を迎えた。山手線全線が運転を見合わせた午後8時、帰宅ラッシュと重なった駅構内は一時緊張に包まれた。
しかし、隣接する東京メトロの改札では、大きな混乱は見られなかった。JRの運行情報と連動した地下鉄側の自動改札機が、瞬時に振替モードへと切り替わったためだ。乗客はスマートフォンの画面に表示される「振替輸送適用中」の通知を確認し、スムーズに改札を通過していった。現場の駅員も「以前のような紙の確認作業がなくなり、案内業務に集中できた」と振り返る。