帝釈天参道を歩く際、鼻先をくすぐる醤油の焦げた香りに誘われるのが手焼きせんべい食べ歩きです。「立花屋」や「金子屋」などの店頭では、ガラス越しに職人が大きな火箸を使ってせんべいを一枚ずつ丁寧にひっくり返す光景が見られます。
焼きたて熱々のせんべいは、市販の袋詰めせんべいでは決して味わえないサクサクとした軽快な食感と、香ばしい醤油の風味が際立ちます。一枚単位で手軽に購入でき、片手に持ちながら参道の風情を味わえるのが魅力です。海苔巻きや唐辛子、堅焼きなど好みに合わせたバリエーションも揃っています。
さらに参道から少し脇に入った場所や駅近くで異彩を放つのが、昭和レトロな世界観が広がる柴又ハイカラ横丁です。店内には昭和30〜40年代の駄菓子やブロマイド、レトロゲームが所狭しと並び、2階には「柴又のおもちゃ博物館」が併設されています。
冷えた瓶ラムネを片手に駄菓子をつまみながらタイムスリップ気分を味わう時間は、シニア層には懐かしく、若い世代や外国人観光客には新鮮なフォトジェニック体験として親しまれています。柴又食べ歩きテイクアウトの旅に、下町ならではの遊び心をプラスしてくれる外せない名所です。