投票所に入ると、衆議院小選挙区および比例代表の用紙とともに、細長い国民審査の投票用紙が手渡される。ここで絶対に間違えてはならないのが、記入ルールだ。最高裁判所裁判官国民審査法に基づき、やめさせたい裁判官の氏名の上の欄に「×」を記入する。これが基本にして唯一の意志表示である。
注意すべきは、「辞めさせたくないから」と氏名の上に「〇」や「レ点」を書き込んだり、「応援しています」といったメッセージを添えたりすることだ。このような記入をした場合、投票用紙全体、あるいは該当する裁判官への投票が無効となってしまう。信任したい場合は「何も書かない(空欄のまま投函する)」のが正しいルールだ。良かれと思ってつけたマークが無効票に変わる罠には、十分に気をつけたい。