西川和孝の悲劇的な人生とは対照的に、映画版で若山富三郎の凄まじい殺陣と渡り合った富川晶宏は、堅実な道を歩みました。映画版全6作で大五郎を演じきった富川は、若山富三郎から実の息子のように可愛がられ、その卓越した存在感で世界中のシネフィルを唸らせました。
富川晶宏はその後、成長とともに芸能界の第一線を退き、一般企業に就職して静かな私生活を送っています。表舞台から完全に身を引いた現在も、映画ファンの間では「最も孤高で完成された大五郎」として敬意を集め続けています。
また、2000年代の北大路欣也版で愛嬌ある大五郎を演じた小林翼は、子役として多数のドラマや声優(スタジオジブリ作品など)として活躍後、学業に専念するために芸能活動を休止。現在は成人し、それぞれの選んだフィールドで新たな人生を築いています。時代を彩った子役たちの「その後」は、まさに光と影が交錯するドラマそのものです。