かつて少年誌の誌面を華やかに彩った作品群の中でも、異彩を放ち続けているジャンルがある。それがお色気コメディだ。時代とともにコンプライアンスの風圧が強まる現代において、一見すると過去の異物とみなされがちなテーマだが、実態は真逆の現象が起きている。
SNSを通じたノスタルジーの拡散や、80年代レトロブームの再燃によって、当時の表現が持つストレートなエネルギーが見直されているのだ。洗練された現代のアニメやドラマにはない、泥臭くも愛らしいエロティシズムとコメディの融合。それが現代の視聴者の目に新鮮な体験として映っている。