魅力的な木彫り熊を手に入れたなら、適切なケアと鑑賞のポイントを知ることが長く付き合う鍵となります。
1. 木割れを防ぐ湿度管理
木は生き物です。特に北海道の厳しい乾燥や、現代のエアコンの風が直接当たる場所は厳禁です。湿度の劇的な変化は木地に亀裂(割れ)を生じさせる最大の原因となります。直射日光を避け、風通しの良い場所に飾るのが鉄則です。
2. 乾拭きと蜜蝋ワックスでのケア
普段のお手入れは、柔らかい綿布や乾いたブラシでホコリを落とすだけで十分です。水拭きはカビやシミの原因になるため避けてください。年に1〜2回、天然の蜜蝋(みつろう)ワックスや無臭のオイルを薄く塗って磨き上げることで、しっとりとした深い光沢が蘇ります。
3. 刻印(銘)のチェック
熊の足の裏や腹部を見てみましょう。作家の銘(サイン)が彫られていることがあります。「茂正」「藤戸」「竹鶴」「志化雪」など、歴史に名を残す名工の刻印があれば、それは文化遺産とも言える価値を持つ一品かもしれません。