「ザバーンは半永久的に持つ」という宣伝文句を耳にすることがありますが、これはどのような条件下で成立するのでしょうか。結論から言えば、砂利下用防草シートとして完全に遮光された環境下でのみ、その言葉は真実味を帯びます。
ザバーン防草シート耐用年数を左右する最大の要因は「太陽光に含まれる紫外線(UV)」です。ザバーンの基材であるポリプロピレンは、耐薬品性や透水性に極めて優れる反面、紫外線エネルギーによって高分子結合が徐々に破壊される弱点を持っています。デュポン社独自の特殊耐候安定剤が配合されているため、むき出し施工でも240Gなら約7〜10年、350Gなら約10〜15年の耐用年数を誇りますが、紫外線を浴び続ける限り永遠には持ちません。
しかし、シートの上に厚さ5cm程度の砕石や化粧砂利を敷き詰めれば、紫外線は100%遮断されます。水や空気、土壌微生物との接触による加水分解も起こりにくい構造であるため、シート自体が物理的に削られない限り、文字通り半永久的に防草機能を維持し続けます。
ただし、ここで留意すべきザバーン防草シートデメリットもあります。むき出しで使用した場合、緑色の人工的なテクスチャーが和風の庭や自然派エクステリアの景観を損ねる点です。また、保水性がないため、強い豪雨の際には勾配に沿って雨水が勢いよく流れる「表面流出」が起きやすい点も、事前の水勾配設計で考慮すべき要素です。