機関投資家や大手証券会社が独自に行うアナリスト予測によれば、銀行業セクター全体の評価は総じて強気に傾いている。特に日本銀行の植田和男総裁が推し進める金融政策の正常化プロセスは、ゆうちょ銀行の貸出および運用利回りを段階的に押し上げるメインシナリオとして定着した。
日経平均株価が歴史的な高値圏で乱高下を繰り返す中、金利上昇の恩恵を直接享受できる金融株への資金シフトは勢いを増している。国内最大級の資金プールを誇る同行にとって、わずか数十ベーシスポイントの利上げであっても、年間数百億円規模の経常利益改善インパクトをもたらす。アナリストらが弾き出す目標株価の引き上げが相次ぐ背景には、こうした構造的な収益力の変化が存在する。