事件の波紋は、単なる番組降板にとどまらなかった。当時、鶴瓶が所属していた大手芸能事務所・松竹芸能の幹部たちも、この前代未聞の不祥事に顔を蒼白にさせた。関西芸能界の看板を背負って東京へ送り出した若手が、あろうことか生放送で全裸になるという暴挙に出たのだから当然である。
結果として、鶴瓶はテレビ東京から長年にわたる出入り禁止処分を受けただけでなく、事務所内でも厳しいペナルティを科されることになった。東京のキー局関係者の間には「扱いにくい危険な男」という烙印が押し直され、一時は東京進出の夢が完全に潰えたかに思われた。しかし、このどん底の挫折こそが、後の彼の芸風を大きく転換させる転機となる。