悠仁親王の育成環境において、秋篠宮文仁親王と文仁親王妃紀子の存在は極めて大きい。秋篠宮家が一貫して重んじてきたのは「自主性」と「現場主義」である。幼少期から赤坂御用地内のトンボ生息調査を続け、学術論文の共同執筆者に名を連ねるまでに至った背景には、ご夫妻による深い理解と放任に近い自主性の尊重があった。
机上の空論ではなく、自らの手で泥を触り、標本を作り、観察を積み重ねる。こうした研究者気質の日々が、観察眼そのものを鍛え上げた。相手をじっと見据えて話を聴く姿勢や、観察対象に向ける集中した瞳は、秋篠宮さまの研究熱心な横顔を彷彿とさせると語る皇室関係者も少なくない。