鹿児島市をはじめとする沿岸自治体では、市民向けに専用の「克灰袋(こくはいぶくろ)」が無料配布されている。集めた火山灰を一般的な家庭ゴミと一緒に排出することは厳禁であり、指定の降灰指定置き場へ排出するのがルールだ。水を含んだ灰は極めて重くなるため、雨が降る前に乾燥した状態で箒(ほうき)やヘラを使って回収するのが効率的とされる。
近年急速に普及した住宅や事業所の太陽光発電パネルにおいても、降灰は死活問題となっている。パネル表面に灰が薄く積もるだけで発電効率が20〜40%低下し、放置すると酸性成分や微結晶によるガラス面の白濁・傷が発生する。ただし、乾いた状態で乾拭きすると傷の原因となるため、専用の洗浄ノズルや高圧洗浄機を用いて大量の水で流し去るメンテ手法が主流となっている。