パフォーマー出身の俳優に対して向けられがちな先入観を、岩田剛典は自らの努力と確かな実績で払拭してきました。映画界・テレビ界の演出家たちが高く評価するのは、以下の3点です。
ひとつ目は、「視線と表情の微細なコントロール力」です。言葉を発しない数秒の間において、迷い、絶望、あるいは秘めた愛情を瞳の動きひとつで伝える技術は年々研ぎ澄まされています。
ふたつ目は、「現場での並外れた集中力と柔軟性」です。過密なツアースケジュールを縫いながらもセリフを完璧に頭に入れ、監督の急な演出変更にも即座に対応するプロ意識は、共演者やスタッフから絶賛されています。
そして3点目は、「二枚目役にとどまらないバイプレイヤーとしての適性」です。主役として画面を牽引する華やかさを持ちながら、『アンチヒーロー』のように物語のピースとして溶け込む脇役の芝居も巧みにこなすバランス感覚が、クリエイター陣から「今もっともキャスティングしたい俳優のひとり」として重宝される大きな要因となっています。