神戸市が総力を挙げて推進してきた「須磨海浜公園・水族園再整備プロジェクト」の完成以降、須磨海岸一帯のトラフィック構造は根底から覆された。牽引役となったのは、シャチのダイナミックなパフォーマンスで話題をさらう神戸須磨シーワールドだ。運営を担う株式会社グランビスタ ホテル&リゾートの手腕により、全国規模の集客力を誇るリゾートへと進化した反面、周辺インフラへの負荷はピークに達している。
「須磨を単なる通過点ではなく、滞在型の国際的観光地へ育て上げる」と語っていた久元喜造市長の展望通り、エリアの経済価値は跳ね上がった。だが、その代償とも言えるのが駐車料金体系の大幅な見直しだ。以前の感覚で訪れたドライバーが精算機の前で息をのむシーンも珍しくない。特定日やピークシーズンには上限料金が撤廃または引き上げられるダイナミックプライシング的な運用が定着しており、事前確認を怠れば手痛い出費を強いられる。