時代の変化とともに、過去の名勝負や偉人たちの記憶は薄れがちだ。しかし、彼のような「語り部」が存在することで、スポーツ史や芸能史の輝かしい一瞬が鮮やかに現代へ受け継がれていく。アスリート本人たちからも「自分の人生をあれほどドラマチックに語ってくれる人はいない」と絶大な信頼を寄せられている。
ただ事実を伝える報道機関の記録とは異なり、そこに通う温かい血の通った人間模様を描くこと。それこそが、彼が担う社会的・文化的な役割だ。語り継ぐべき物語を絶やさないための努力は、文化の継承という意味でも極めて大きな意味を持っている。