ホワイトスターを語る上で欠かせないのが、流通名「ブルースター」との関係性だ。
植物学上、ホワイトスターはブルースター(オキシペタラム)の白花変種あるいは改良品種として位置づけられている。かつてはガガイモ科に分類されていたが、近年の APG 植物分類体系の再編に伴い、現在はキョウチクトウ科に統合された。
星型を形作る5枚の花びらとベルベットの質感がもたらす美しさ
最大の特徴は、何と言ってもその完璧なフォルムにある。整った5片の花弁が均等に広がり、中心部には控えめな冠状体(かんじょうたい)が存在する。咲き始めの蕾はわずかに淡いグリーンやほんのりとしたピンクを帯びることがあるが、開花すると澄み切った純白へと変化する。
さらに、葉や茎全体が柔らかな微毛で覆われており、手で触れるとベルベットやフェルトのような独特の触感を持つ。このマットな質感の葉と、滑らかな白い花弁の対比が、花全体のナチュラルでありながら洗練された雰囲気を際立たせている。
ブルースター(トゥイーディア)の変種としての背景
原産地である南アメリカの熱帯・亜熱帯地域では、日当たりの良い斜面や草原に自生する。本来は鮮やかな淡青色の花を咲かせるブルースター(トゥイーディア)だが、突然変異や選抜淘汰によって生まれた白花個体が固定化され、園芸市場において「ホワイトスター」として流通するようになった。