日本の音楽シーンにおける「新御三家」とは、1970年代初頭に相次いでデビューし、絶大な人気を誇った野口五郎・西城秀樹・郷ひろみの3人を指します。
1971年に『博多みれん』で演歌歌手としてデビューした後にポップス路線へ舵を切った野口五郎、1972年3月に『恋する季節』で鮮烈なワイルドさを打ち出した西城秀樹、そして同年8月に『男の子女の子』でトップアイドルへと駆け上がった郷ひろみ。メディア各社が競うようにこの3人を総称して名付けたのが「新御三家」の始まりでした。
それぞれが際立った個性を持っていました。野口五郎の天性の美声とギターテクニック、西城秀樹の情熱的なシャウトと圧倒的アクション、郷ひろみの華やかなスター性と完璧なセルフプロデュース力。タイプが全く異なる3人が同時に存在したことで、当時の歌謡界は空前の活況を呈することになります。