新潟ダート1800mにおける枠順傾向を紐解くと、明確な外枠有利(特に6〜8枠)の傾向が浮かび上がります。スタート直後にコーナーを迎えるレイアウトでありながら、なぜ外枠が有利に働くのかには明確な根拠が存在します。
ダート戦において最大の好走阻害要因となるのが「キックバック(前の馬が跳ね上げる砂)」です。内枠(1〜2枠)に入った馬は、スタートでハナを奪い切れない限り、内側のポケットに押し込められて砂を被るリスクを背負います。特に揉まれ弱い馬や、行き脚の鈍い大型馬が内枠を引いた場合、戦意を喪失して馬群に沈むケースが後を絶ちません。
一方、7枠や8枠の外枠勢は、最初のコーナー進入時に外目から被される心配がなく、自分のリズムを保ちながらスムーズに先行集団へ取り付くことができます。砂を被らずに外目の好位をキープできるポジション取りの自由度こそが、外枠の勝率・複勝率を押し上げている要因です。ただし、内枠であっても「確実にハナを切れる快速逃げ馬」だけは別格であり、最短距離を通れる利点を活かして押し切る場面も見られます。