Q1:生後間もない赤ちゃんの頭が前後に細長く見えるのですが、将来的にそのまま固まってしまいますか?
A1:ほとんどの場合、自然に丸みを帯びていきます。出産時に狭い産道を通過する際、赤ちゃんの頭蓋骨は一時的に重なり合って細長く変形(モールディング)します。生後数日から1ヶ月ほどかけて骨の位置が元に戻り、脳脊髄液の循環とともにふっくらとした形状へ落ち着きますので、過度な心配は不要です。
Q2:頭のてっぺんにある大泉門がペコペコと動いているのが見えますが、触っても大丈夫でしょうか?
A2:大泉門の下には丈夫な繊維膜があり、脳が直に露出しているわけではないため、通常の洗髪や優しく撫でる程度の接触で傷つくことはありません。ペコペコと動いているのは脳の血管の拍動が伝わっている正常な生理現象です。ただし、強く押し込むような圧迫は避け、普段と比べて異様に膨らんでいないか、極端に凹んでいないかを観察してください。
Q3:1ヶ月健診で頭囲が成長曲線の上限(97パーセンタイル)を少し超えていました。再検査が必要ですか?
A3:上限をわずかに超えているだけであっても、出生時からの成長ペースが一定であり、身長・体重も大きめで全身状態が良好であれば、直ちに異常を意味するものではありません。健診の担当医から特段の精密検査を指示されず「経過観察」と言われた場合は、自己判断で深刻に悩まず、次回の健診でカーブの軌跡を確認してください。
Q4:向き癖による頭の歪みを治す医療用ヘルメット治療は、新生児期から始めるべきですか?
A4:新生児期(生後0ヶ月〜1ヶ月未満)にヘルメット治療を開始することはありません。この時期は首も座っておらず、骨の自然治癒力や抱き方の工夫による改善余地が大きいためです。ヘルメット治療の適応評価は、一般的に首が座り始める生後3ヶ月〜6ヶ月頃に行われます。頭の形がどうしても気になる場合は、生後2〜3ヶ月頃にかかりつけ医や頭蓋変形外来へ相談するのが適切です。